2010年5月10日月曜日

『バニラ・スカイ』

 
 

映画『バニラ・スカイ』(『VANILLA SKY』)
(2000)

監督,製作,脚本,キャメロン・クロウ(Cameron Crowe 1957.07.13- )

製作,出演,トム・クルーズ(Tom Cruise 1962.07.03- )

原案,アレハンドロ・アメナーバル(Alejandro Amenabar 1972.03.31- )

音楽,ナンシー・ウィルソン(Nancy Wilson 1954.03.16- )

出演,ペネロペ・クルス(Penelope Cruz 1974.04.28- )

キャメロン・ディアス(Cameron Diaz 1972.08.30- )

カート・ラッセル(Kurt Russell 1951.03.17- )

ジェイソン・リー(Jason Lee 1970.04.25- )

ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton 1960.11.05- )

アリシア・ウィット(Alicia Witt 1975.08.21- )









 何度見てもよくできた映画だと思う。

ということはよくできた映画なんだろう。



 でも、元になったアレハンドロ・アメナーバル監督・脚本による『オープン・ユア・アイズ』(1997)の展開とほぼ同じなのでよくできているのはこっちなのだろう。








 ひょっとするとキャメロン・クロウはマッシュアップ(mashup)の要領でこの映画を制作したのかもしれません。

 アレハンドロ・アメナーバルの原作にあった大筋をトラックのように抜き取り、キャメロン・クロウがそれにリリックとして、映像や台詞を乗っける。










 キャメロン・クロウのマッシュアップは成功したと言えるでしょう。『バニラ・スカイ』には『オープン・ユア・アイズ』を遥かに越えたよさがありますから。



 "モネの絵の空"が出てくるくだりが特に良い。これはいつ見ても変わらないポイントです。





 "ジェイソン・リーの役どころ"もいい。"珍しく醜の面をみせるトム・クルーズの(見事なんだけど)変な演技"もいい。"ペネロペ・クルスの魅力"にやられ、"アラバマ物語"のくだりに驚嘆する。








 特筆すべきは"ナンシー・ウィルソンが選んだ音楽"でしょう。







REM "All The Right Friends"






Radiohead "Everything in its right place"






Paul McCartney "Vanilla Sky"






Peter Gabriel "Solsbury Hill"






The Monkees "Porpoise Song"





Looper "Mondo '77"






Red House Painters "Have You Forgotten"






Josh Rouse "Directions"






Leftfield "Africa Shox"






Sigur Ros "Svefn-G-Englar"






Jeff Buckley "Last Goodbye"






REM "Sweetness Follows"






The Chemical Brothers "Where Do I Begin"






The Beach Boys "Good Vibrations"






The Chemical Brothers "Loops of Fury"






Looper "My Robot"






The Rolling Stones "Heaven"






U2 "Wild Honey"






Freur "Doot Doot"






Spiritualized "Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space"


 


















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