2010年4月7日水曜日
『カレワラ物語』
『 カレワラ物語』
著者,キルスティン・マネキン(Kirsti Mäkinen)
訳者,荒牧和子
出版社,春風社
世界三大叙事詩でもあるフィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の物語化。神話や叙事詩は物語の起源だと。ちなみに三大叙事詩の残り二つは、古代ギリシアのホメーロス作「イーリアス」、古代インドのヴァールミーキ編纂「ラーマーヤナ」。
ヴァイナモイネンは大あわてで老人に鉄の起源を語りはじめた。悪事をはたらいた鉄の起源をまずは明らかにしなければならない。物の起源が明らかになる と、悪事は勢いを失い、効力も失う。だから鉄の起源がわかれば、斧による傷をなおすことができる。
鉄は何から生まれたのか。刃物の起源は何だったのか。
―本文より抜粋
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