2010年5月28日金曜日

自分で一万メートル走ってみなって

 
 

 日が落ちるか落ちないかの時間帯に走りに出かける。
家の近くの川沿いの道まで(3~4分かかる)歩いていき、少しストレッチングをして、走り始める。

 始めの3kmくらいまでは慣らし運転のつもりで。そこからは足の調子を見ながらなるべく長く走る。



 今日は12km走りました。体調が上がっているのだろうか。ここ最近は6kmくらいだったので、久しぶりに爽快だった。



 時間にして、1時間10分。

 考えてみれば、"すっ"とはじめて、"たったったっ"とずっと足を動かし、走り続けられているって凄いことだと思う。

 "たったったっ"が1時間以上。部活でもこんなには走り続けなかった。






 村上春樹さんの名エッセイ『シドニー!』でこんな記述がある。

 便所に行こうと廊下に出たら、団体で来たらしい日本人のおじさんが、三人くらいで立ち話をしていて、「いやあ、一万は惨敗だったね」と大きな声で残念そうに言っていた。でもね、おじさん、日本人の選手がオリンピックの一万メートルでメダルを取るのって、ほとんど不可能に近いんです。トラックレースは、ロードレースと違って誤差がない世界だから、簡単に壁は越えられない。
(中略)
 なあおっさん、自分で一万メートル走ってみなって、あれってほんとに苦しいんだから。





なあおっさん、自分で一万メートル走ってみなって、あれってほんとに苦しいんだから。



 変な言葉かもしれないが、励まされる。