2010年4月14日水曜日
『ザ・コーポレーション』
映画『ザ・コーポレーション』 (『THE CORPORATION』)
(2004)
監督,脚本,マーク・アクバー(Mark Achbar - )
監督,編集,ジェニファー・アボット(Jennifer Abbott - )
原作,ジョエル・ベイカン(Joel Bakan 1959 - )『ザ・コーポレーション』(早川書房)
The Corporation ザ・コーポレーション
なぜ、地球上では英語が公用語となりつつあるのか。なぜ、経済は資本主義という形を取り続けているのか。
理由はその両方に地球上の人類総人口を覆いつくせるほどのパワーがあるからだ。
いや、違う。これほどまでに膨れ上がり増え続ける人類に対し、サイクル可能なシステムが資本主義だけだからではないだろうか。
宇宙意思的ななんとかのなんとか、ではないけれど、何か大いなる循環的意思のはたらきとも思えるものがある気がしてしまう―生態系サイクルというか、生から死への放物線の過程といいますか。
資本主義とは一体どういうものなのか。そして産業革命後に生まれた新たな組織体である企業とは一体何なのか。
企業活動が引き起こした被害の事例をあげ、診断する。
つまり、資本主義下での企業の活動の総体を、一個人の言動として分析し、心理学的に診断してみるとどういう結果となるのか、ということを映画の中で実証している。
映画の中であげられた事例は
“解雇”
“組合つぶし”
“工場火災”
“奴隷工場”
“危険な製品”
“有害廃棄物”
“汚染”
“合成化学物質”
“生息地の破壊”
“畜産工場”
“動物実験”
チェック・ボックス式診断テストのように映像は続く。
□ Callous unconcern for the feelings of others.
“他人への思いやりがない”
□ Incapacity to maintain enduring relationship.
“関係を維持できない”
□ Reckless disregard for the safety of others.
“他人への配慮に無関心”
□ Deceitfulness : repeated lying and conning others for profit.
“利益のために嘘を続ける”
□ Incapacity to experience guilt.
“罪の意識がない”
□ Failure to conform to social norms with respect to lawful behaviours.
“社会規則や法に従えない”
診断結果は・・・
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