2010年6月6日日曜日

『道』

 
 

映画『道』(『LA STRADA』)
(1954)

監督,フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini 1920.01.20-1993.10.31)

出演,アンソニー・クイン(Anthony Quinn 1915.04.21-2001.06.03)

ジュリエッタ・マシーナ(Giulietta Masina 1920.02.22-1994.03.23)








 貧しい家庭の長女であるジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)は一万リラと引き換えに大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)の助手をすることとなる。『怪力男ザンパノ』としての芸で身を立てているザンパノは、粗暴で野卑。かいがいしく尽くすジェルソミーナをも冷たくあしらう。







  ウディ・アレンの映画『ギター弾きの恋』を先に見ていましたから、感動はそうでもないものの、これはまさしくフェデリコ・フェリーニの最高傑作です。










 ちなみに『ギター弾きの恋』は、



 ギターの腕前だけで生計を立てているエメット・レイ(ショーン・ペン)は、悪ふざけ半分のナンパで口のきけないハッティ(サマンサ・モートン)と出会い、同棲を始める。
 ハッティはエメットの弾くギターに本当の愛の存在を強く感じ、そこに強く惹かれた。だからこそ彼女はエメットにかいがいしく尽くす。当時のエメットはそれに気づいてはいなかったが、自分を無条件で愛してくれるハッティを大事にした。



 だが、時は流れ、エメットの芸術家的な傲慢な性格は拍車がかかり、エメットはハッティを捨て、上流階級出のブランチ(ユマ・サーマン)と結婚するが、そんな結婚はうまくいかず、すぐに破綻する。
 ある日、エメットは都合よくハッティの下に現れ、やり直そうとするが、既にハッティは結婚し、子を持っていることを知る。
  今となってはどうやっても得ることのできない―自分自身が過去に無碍にした―本当の愛に気づき、エメットは悲嘆に暮れる。





 悲嘆に暮れたエメット。ギターを持ち、弾いていると自然と当時の曲を弾いてしまっていることに気づきます。









映画『ギター弾きの恋』 (『SWEET AND LOWDOWN』)
(1999)

監督,脚本,出演,ウディ・アレン(Woody Allen 1935.12.01- )

出演,ショーン・ペン(Sean Penn 1960.08.17- )

サマンサ・モートン(Samantha Morton 1977.05.13- )

ユマ・サーマン(Uma Thurman 1970.04.29- )