2011年8月11日木曜日

ニューヨーク、2番街のフランク・シナトラ

今現在、ニューヨーク2番街では新しい地下鉄開通のため大規模な工事が行われています。
(完成予定は2015年とも2017年とも言われている)


その工事のため、騒音があったり、渋滞が起きたり。

そんな都会のストレスフルな環境を少しでも和らげようと一人の工事現場のおじさんが行動を起こしました。



おじさんの名前はゲイリー・ルッソ(Gary Russo)さん50歳。

 

 

 

最初はとても緊張したんだよね。でも、初日に一人の人が笑顔を見せてくれたんだ。 

そしたらそれが二人になって、五人、十人となったんだ。

スマイルって素晴らしいものなんだよね。

でも、笑顔になるならないに関わらず、内側から良い気分を与えてくれるものになるだろうことを信じて。

 

 

 

彼の行動は話題になり、毎日ランチタイムには自宅から持って来たiPodとマイマイクを手に歌う。

時には同じ工事現場の仲間と、時にはたまたま道を通りかかった人たちと。


歌う彼の横にはこんな一枚の紙が。

 


騒音だとか、渋滞だとか、地下鉄工事のことだとか、全てを忘れて音楽を楽しもう。

安全ヘルメットとマイクを持って。