2010年4月26日月曜日

『真実の行方』





映画『真実の行方』 (『PRIMAL FEAR』)
(1996)

監督,グレゴリー・ホブリット(Gregory Hoblit 1944.11.27- )

原作,ウィリアム ディール(William Diehl - )
『真実の行方』(ベネッセコーポレーション)

脚本,アン・ビダーマン(Ann Biderman 1951.08.15- )

撮影,マイケル・チャップマン(Michael Chapman 1935.11.21- )

出演,リチャード・ギア(Richard Gere 1949.08.31- )

ローラ・リニー(Laura Linney 1964.02.05- )

エドワード・ノートン(Edward Norton 1969.08.18- )

ジョン・マホーニー(John Mahoney 1940.06.20- )

アルフレ・ウッダード(Alfre Woodard 1952.11.08- )

フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand 1957.06.23- )







 エドワード・ノートンが出演していると意識した初めての映画は、ウディ・アレンの『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996) このすごい出演者たち!



か、『ラウンダーズ』(1998) すばらしい秀作です。


でした。

 
 この『真実の行方』に「予想できない展開」があるということは知っていました。
そうか。こういうことだったんですね。




 なんと、この映画がエドワード・ノートンのデビュー作だという。

IMDb > Primal Fear (1996) のトリビアによると、アーロン・スタンプラー役を巡って2100人にも及ぶ大規模なオーディションが行われたという(マット・デイモンもその中の一人だった)。




 
 1996年。映画を見る人の心もそれ相応に大らかだったのだろうか。映画を見ていて、いくつかの疑問が。 

リチャード・ギア演じる敏腕弁護士マーティンが現われることはアーロンには予想できなかったはずです。国選弁護人がついていたらどうしていたんだろう。

ビデオテープが都合よく見つかりすぎなんじゃないか。

自分で決めた設定上「ことの核心」をマーティンに振らせることはできなかったアーロン。最後の展開をあそこに持っていくことまでは操れなかったはずです。ああならなかったらどうしていたんだろう。





 

 それにしてもエドワード・ノートンの出演作はすばらしい映画が多い。
日本未公開の『Leaves of Grass』(2009)では双子の兄弟を一人二役で演じ、



最新作『Stone』(2010)では『スコア』(2001)以来のロバート・デ・ニーロと最共演をしている。





 監督、製作、出演作品としても『僕たちのアナ・バナナ』(2000)があり、


これ、もっと評価されてもいい映画だと思います。

 監督最新作としても『Motherless Brooklyn』(2010)が控えています。