2010年11月30日火曜日

目からウロコ雲

立ち寄ったコンビニのレジ横に肉まんがあった。


以前、ローソンで肉まん買ったとき、店員に「からしをつけてください」と言ったら怪訝な顔をされた。
関東(東京?)では肉まんにからしをつけて食べる習慣がないとその時初めて知った。
(それとも単にコンビニではオプションとしてつけてないだけなのでしょうか)

出身地である関西(大阪)では肉まんを買うと当たり前のように小口のからしがついてくる。
僕は肉まんを食べるとき、ウスターソースとからしをつけて食べるのがおいしいと思っているから、ステイ・クールに「からしつけてください」と言った面目が行き場を失ってしまったが、なんとか着地することができた。青と白の縦じまの制服を着たローソンの店員のお兄さんも、少し離れたところでおでんを選んでいるお姉さんも事の成り行きを静かに見守っていた。

そもそも大阪では肉まんのことを豚まんといいます。なぜかというと、551の蓬莱、という大阪では知らない人はいない豚まんで有名な店があるからです。




大阪では"肉"といえば牛肉のことだから、なんて説もありますが、要は肉まんで有名な店が"豚まん"といって売り出してそれが有名になったから大衆的支持率を勝ち取ったのだろう、と思う。

アメリカで携帯電話のことをセルフォン(cell phone=cellular phone セルラー社製の電話)と呼ぶのと同じですね。



肉まんに、いや豚まんに話は戻りますが、551の蓬莱の豚まんは旭ポンズと同様に他府県が知らない大阪の実績ある名産品です。




この旭ポンズというポンズを一度口にしてしまうと他のポンズでは味気なく感じてしまう。
幼いころから慣れ親しんだ味ともいえるが、旭ポンズがないとポンズで食す何かを食べる気がしない。




肉まんにウスターソースとからしをつけて食べてみたくなったなあ。

























タイトル?

タイトルは思いついただけのダジャレです。
目からウロコ雲。


想像すると、 ほのぼのです。

2010年11月27日土曜日

スティーブ・マックイーンの青い目

1960年代から1970年代、独自性と新感覚にあふれた映像表現で男と女と汗と血と砂埃を描き、過度のアルコールとドラッグの摂取で荒野を転がるタンブル・ウィードのようによれよれになっていった映画監督サム・ペキンパー


の『ゲッタウェイ』を見ました。



『ゲッタウェイ』 (『THE GETAWAY』)
(1972)

監督,サム・ペキンパー(Sam Peckinpah 1925.02.21-1984.12.28)

原作,ジム・トンプソン(Jim Thompson 1906.09.27-1977.04.07)

脚本,ウォルター・ヒル(Walter Hill 1942.01.10- )

撮影,ルシアン・バラード(Lucien Ballard 1908.05.06-1988.10.01)

音楽,クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones 1933.03.14- )

出演,スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen 1930.03.24-1980.11.07)

アリ・マッグロー(Ali MacGraw 1939.04.01- )

アル・レッティエリ(Al Lettieri 1928.02.24-1975.10.18)







一見、粗暴で野卑で汗臭いだけにも見えるスティーヴ・マックィーンの目は驚くほどに青い。





刑務所に入っている男、ドク・マッコイ(スティーヴ・マックィーン)が仮釈放の申請を却下される。また一年後に申請を出せるが、それを阻止しているのが地元の有力者であり闇社会のフィクサーでもあるジャック・ベニヨンだった。
そこでマッコイは妻を通じてベニヨンに取引をする。仮釈放と引き換えに銀行強盗を行ない、ベニヨンの言い分どおりの取り分を支払う、というのがその取引の内容だった。
綿密に行われた調査を下敷きに計画された強盗だったが、ベニヨンの手配した"仲間"は思うようには動かず、そのうちの一人が警備員を射殺してしまう。そして、もう一人の貪欲な"仲間"がその警備員を射殺した"仲間"を射殺し、マッコイを待ち伏せしすべてを横取りしようと企む。
それに気づいていたマッコイは貪欲な"仲間"を返り討ちにし、ベニヨンの下に向かうがその先でさらに事は展開する。






ロードムービーの極み。


『トゥルー・ロマンス』や『ヒート』、さらに多くのクライムアクション・ロードムービーに影響を与えたと思える。





2010年11月8日月曜日

Mail no.1036


 
 
 


Mail no.1036

 私は大学で経済学を勉強しています。経済学とは少し離れた内容ですが社会学、特に消費社会やジェンダーについてゼミで勉強しています。河合隼雄先生の本も読みました。そのなかで“現在人は仕事への意味や拘束が希薄となり、自由な時間が増え、その自由な時間に人生や死について考えなくてもいいように映画やゲーム、音楽などのエンターテイメントに時間を費やしている”ということを学びました。
 先生はこのような現状をどのようにお考えですか? 私はカフカ君みたいな読書好きな少年がこれからもっと減ると思います。また最近、本を読むことより映画を見たり、ゲームをしたりすることに時間を費やしている人が多いことについて小説家としてどのように思われますか? (というか私もエンターテイメント大好き人間なんですけどね。)
 追伸『海辺のカフカ』、面白かったです。寝る暇を惜しんで、そして授業中も読みました。夢にまででてきました(笑)。でもゼミのM先生には「村上春樹は現実離れしすぎ」と批判されてしまいました…。それでも先生の本を読みつづけるつもりです、応援してます!
 21歳で福岡の大学に通っています。


▼Reply to 1036

 なるほどね。いちいちむずかしいことを考えないために、エンターテインメントに時間を費やしているんだ。そういえば、最近道を歩きながら携帯で電話をかけている人が多いですね。僕なんかいつもあれこれ考え事をしながら道を歩いているんだけど、そういう人たちはあるいは考え事をしないために携帯で話をしたり、ウォークマンを聴いたりしているのかもしれません。でも考えごとをしながら道を歩くのって、楽しいです。ときどき考え事に集中しすぎて、どこかにぶつかったり、ぜんぜん違う場所にでちゃったりするけど。
 あなたのゼミのM先生によると、僕の小説は現実離れしすぎているということですが、実はそんなこともないんです。現実は僕にとってすごく切迫したものです。僕はM先生とは違う角度から現実を眺めているだけなのです。様々な視点を包含して世界は成立しています。
―『Kafka on the Shore Official Magazine 村上春樹編集長 少年カフカ』より抜粋 






 それはそれとして。
 以前から、道を歩いていて、携帯も何も手にしていないのに独り言を言ったり、笑っている(にやにやしている)人を見かけます。男性女性に関わらず。

 思い出し笑いなのかな、と思っていましたが、見かける頻度がとても高い。


 東京ってそんなに住みにくくストレスフルな場所なのかな、と思いましたが、あらゆることに器用に対応できる人が全体の5%いるとします。その反対に、何事についても思うように対応できない不器用な人も同じく5%いるんだと思います。
 その中間どちらでもありどちらでもない人たちが90%を占めている。

 そう考えると東京都の人口約1300万人の5%、65万人の人が彷徨っているのかもしれません。

 その反対にあらゆることに器用に対応できている人の65万人もある意味では彷徨っています。その彷徨い方が違うだけで。


 財産でもなく、娯楽でも快楽でもなく、ニューエイジでも精神性でもない現在。理想となるロールモデルが実在していない。




 走るのは簡単なんです。

暗闇で、流れに応じず歩いている人を見てみたい。

2010年11月6日土曜日

大喜利 @amazon.com

ふとしたところで見つけたウェブ記事。

 

 

 

とんでもない流れに…アマゾンの製品レビューがお祭り騒ぎ



アマゾンの写真00

オンラインショッピングさえあれば、生活用品はだいたい何でも揃う便利な時代です。

ただし手にとって商品を見ることはできないので、商品の説明や写真はもちろんのこと、購入客によるレビューなどが大いに参考になります。

アマゾンには「カスタマーズイメージ」と言う購入客が画像をアップロードする機能があって便利なのですが、このカスタマーイメージが発端となって、レビューがお祭り状態になっている製品がありましたのでご紹介します。






Amazon.com: AutoExec - WM-01 - Wheelmate Steering Wheel Desk Tray - Gray -: Automotive
アマゾンの写真01
なんと、デスクトレイ付きの自動車のハンドル!一瞬超便利かも!と思うかもしれません。

この製品がどんな風に便利かという、ユーザーによカスタマーイメージの画像が、いろいろ上げられていました。


アマゾンの写真02

こんな風に設置してモノを置くスペースが出来るわけです。


アマゾンの写真03

こんな風に運転中でもメモを取ったり出来ます。


アマゾンの写真04

その結果、こんな可能性があったり、


アマゾンの写真05

こんな可能性があったり、


アマゾンの写真06

こんな可能性があったり、


アマゾンの写真07

こんなことになる可能性もあるようです。

そして商品レビューは、さらに熱い流れとなっていました。

そのうち参考になったと投票数の多いものを抜粋してご紹介します。



1952人中、1913人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★☆ これは大陸横断のフライトに最適だった!

By Linky's Dad

副操縦士と私の2人とも、これをサンディエゴからミネアポリスまでの大陸横断のフライトに利用しています。(買ったときには飛行機にはハンドルがないこと に気付かなかったので!)計器パネルの上にうまく取り付けるために少し改造しなくてはいけませんでしたが、最終的には装着できました。
ノートPCをそこに置けるため、WoW(オンラインRPG)のコミュニティに参加したりなど大事なことに集中できるようになりました。前回のフライトで はあまりにのめりこんでしまったため、ミネアポリス上空を通りすぎてしまい、1時間半も過ぎてから乗務員の一人が「連邦航空局とF16戦闘機」などとぶつ ぶつ呟いていました。
ぜひまた次の飛行でもこの商品を利用したいと思います。これはかなりオススメです!


3550人中、3448人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 今までで一番最高な発明品!

By T.Meadows

わお、これは本当にすばらしい!僕はこれをバーに行く時に、「ミニバー」として使っているよ。友だちと運転中に、さっとテキーラショットを作ってはバーか らバーへと移動している。さらにこの上に枕を置いて、車をクルーズコントロールにすると短い睡眠だって取れるんだ。ちょっと車が右や左へ寄ってもランブル ストリップ(高速とかで道路からはみ出ると震動を感じる車線)が事故を起こす前に余裕を持って起こしてくれる。疲れることもなく長距離が運転できるよ。
あと彼女がめちゃくちゃチビなので、そこの座らせて運転中にセクシャルな体験も出来る。とにかくこれは潤滑油とかダクトテープのように百万通りの使い方があるんだ。


658人中、636人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★☆☆ 良いけどちょっと問題だ

By Jamie O'Shaughnessy

このキットは僕の人生を劇的に変えてくれました。高速道路で運転中に、かなり多くの仕事ができるので生産的です。おかげでボーナスが上がり、昇進も出来たんです。人より抜きん出たかったらこれを買うべきです。
ただ一つだけ問題があって、これを使っているときにいくつか起こした事故で、エアバッグが膨らむとノートPCのモニターをバタンと急激に閉めるので、そ のとき指を骨折をしてしまいます。現在エアバッグ指プロテクションがないか探していますが、今のところところ見つかっていません。


941人中、902人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ すごい!楽譜を置くのにちょうどいい

By Brent A.Nelson

これはすごい役に立ってます。楽譜をハンドルにもたれさせて立てかけることができるので、運転しながら両手を使ってギターを弾けるようになりました。
220人中、212人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★☆☆ おむつを替えるには適さない

By Bob Dobbs

運転しながらおむつを替えられたと4つ星や5つ星をつけている人のをレビューを見て購入しましたが、僕には替えられませんでした。ですから僕は返品しようと思っています。
107人中、103人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★☆☆☆ 思っていたより便利じゃなかった

By John Meinken

bbぼくは、このノートPCホホルダーを郵便kkk局で受けけとり、今運転ししています。mmmまぁまぁいいk感じですが道がガタガタのtところででは、tタイピングがm難しkく、h歩行者や交通量が多くPCにs集中できません。
多分ネット徘徊やメールjjjj受信にはいいかもですが、複雑な作業はそれほどど役に立つとは思えません。あるいは急なk角度のきついカーブは曲がりきれません。なので気づくとh反対車線にいることになります。
(ミスタイプは原文再現)

77人中、66人の方が「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 運転用ではないですよ

By Dave Goldenberg

これは運転用に作られたわけではありません。これはこの景気低迷のために車での生活を余儀なくされた人用です。私たちは食事の時間にこれをダイニングテー ブル代わりに使っています。夜にはこの上でトランプをします。そして子供のベッドとしても使えます。もし車まで失ってしまい外で暮らすときには、ショッピ ングカートに取り付けることもできます。景気の悪いときには現実的なプレゼントになります。 




と、こんな風に悪乗りした(?)レビューであふれかえっていました。

526ものレビューがあった内の数個を抜粋しただけですが、他にもいろんな使い道があるようです。

便利なんだか、不便なんだかわからない製品ですが、少なくともこれらのカスタマーイメージによって、危険運転防止の役に立っているとは言えそうです。








秀逸な大喜利ですよね。

kkk声に出してwww笑っちゃいました。