『ゾンビランド』 (『ZOMBIELAND』)
(2009)
監督,ルーベン・フライシャー(Ruben Fleischer - )
製作総指揮,脚本,レット・リース(Rhett Reese - )
脚本,ポール・ワーニック(Paul Wernick - )
編集,アラン・ボームガーテン(Alan Baumgarten 1957.02.01- )
出演,ジェシー・アイゼンバーグ(Jesse Eisenberg 1983.10.05- )
ウディ・ハレルソン(Woody Harrelson 1961.07.23- )
エマ・ストーン(Emma Stone 1988.11.06- )
アビゲイル・ブレスリン(Abigail Breslin 1996.04.14- )
ビル・マーレイ(Bill Murray 1950.09.21- )
ある日突然、新型ウィルスの爆発的流行により、人類の大半が人喰いゾンビと化し、地上がゾンビだらけの“ゾンビランド”となってしまった世界。臆病で胃腸が弱く、引きこもりの青年コロンバスは、“ゾンビの世界で生き残るための32のルール”を作り、それを慎重に実践して生き延びてきた。彼は、屈強な腕力と抜群の射撃テクニックでゾンビ地獄を生き抜いてきたワイルドな男タラハシーと出会い、行動をともにする。さらに、したたかな処世術を身に付けた詐欺師の美しい姉妹ウィチタとリトルロックも仲間に加わり、悪夢のようなサバイバルの旅は続く。だが、それまで他人とまともに接したことのなかったコロンバスにとって、それははじめて生きている事を実感し、友情や恋を体験することができた、かつてなく楽しい冒険の日々でもあった。やがて、4人はゾンビのいない天国があるという噂を信じ、ロサンゼルス郊外の遊園地“パシフィックランド”を目指すのだが・・・。
―映画「ゾンビランド」オフィシャルサイト より
“ゾンビ”、“血まみれ”、“スプラッター”、“痛快アクション”、“不条理コメディ”と思っていたんですが、よくよく考えてみると暗喩に満ちた作品なのではないかと。
人類の大半が人喰いゾンビと化した世界で、生き残るための32のルールに基づいてサバイバルをして、ゾンビのいない楽園を目指す。
人喰いゾンビのはびこる世界=常軌を逸した世界(環境)なわけで、これは現在の資本至上主義で成り立っている経済社会と見ることもできます。
家族や友人ですらゾンビと化し、信頼関係が無いに等しい状況下で、主要人物はゾンビになりたくないと生き残るための32のルールを守り、全力で抵抗します。
生き残るための32のルールとは、
ルール1 有酸素運動
ルール2 二度撃ちして止めを刺せ
ルール3 トイレに用心
ルール4 シートベルトをしろ
ルール5 ゾンビを発見したらまず逃げろ
ルール6 フライパンでぶっ叩け
ルール7 旅行は身軽であれ
ルール8 クソったれな相棒を見つけろ
ルール9 家族・友人でも容赦しない
ルール10 素早く振り向け
ルール11 静かに行動すべし
ルール12 バウンティ・ペーパータオルは必需品
ルール13 異性の誘惑には注意
ルール14 ショッピングモールは補給基地
ルール15 ボウリングの球をぶん投げろ
ルール16 人の集まる場所は避けろ
ルール17 英雄になるな
ルール18 準備体操を怠るな
ルール19 葬儀・埋葬の必要はない
ルール20 人を見たらゾンビと思え
ルール21 ストリップクラブは避けろ
ルール22 逃げ道を確保しろ
ルール23 金品よりも食料確保
ルール24 生き残るためには犯罪も
ルール25 火の用心
ルール26 肌の露出は最小限に
ルール27 就寝前には安全確認
ルール28 食事と風呂は短時間で
ルール29 二人組で行動しろ
ルール30 予備の武器を持て
ルール31 後部座席を確認しろ
ルール32 小さいことを楽しめ
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